KADOBAYASHI的機械日記

3月2日(土)
東京行き当日。

ピットクルーや他の応援団のみんなは1日に
ながらで東京へ向かっている。

メンバーは豪華に新幹線だ。
京都東京間は約2時間30分かかる。

今年の出場メンバーは
門林、足立、山口
2回、1回、1回
である。(極若い力)

国際オリンピック記念センターに到着して、まずメンバー受付
はじめ、スポーツ棟が分からず迷い倒した。
そうしている内に河野さんが出現。
ようやくみんなのいるところに。
そうすると案の定(?)数人ぐったりとしていた。

応援団のみんなは本番前日に東京入りするわけだが
今年はピットに入ることが許されておらず、何もすることが出来ない。
どうするんだ?

ぐったりとした数人をたたき起こし、受付を済ます。
IDカードを身につけていざ体育館のなかへ、、、

ひときわ目立つ黒い箱。

しかし、しかし、この狭さは一体、、、
狭い場所に慣れているとはいえ
この緊迫感の中でのこの狭さは発狂しそうなぐらいだ。
倉庫でロボット4台作業をしていると考えていただければわかりやすいと思います。
メンバーとピットクルー以外が許可されないのではなくて、入らなかった(物理的に)のだろう。

狭さに驚きながら開梱していく。
他のチームには理解出来ないだろうがロボットと一緒に枯れ草が出てくる。(笑)
ロボットの部品を一通り出し終わり、箱を所定の位置に苦労して(でかいんだよ)運び、ようやく組み立て。

電源のリールが大会本部から貸し出されていたのでそれを利用させてもらった。
ただ、リールの表面に「最大330W」って書かれていた。
それってハンドドリル一つで飛ぶやん。
おまけにこのリール一つでおそらく3〜4大学が共有して使わなくてはならない。
普通に恐ろしい。

電源はまぁ何とかして、一番心配だったのが重量
大学で計ったときですでに2Kgオーバーだったので、ほぼ越えているだろうと計算していた。
(体重計の精度はどのくらいか分からなかったので)

計量をするのだが、すべてのロボットが組み立て上がらなければならない
それに先ず手間取る。
そうしてようやく計量。

あえなく2キロオーバー。

ふぅ、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、


今まで削って削って削って、、、、
それでも2キロオーバー。

みんな凹む。

強度に問題の有りそうなところを取るというとこまで取るしかなかった。
おそらく会場で金のこを使ったのは内らだけだろう。
手動マシンのマイコン(sh2)制御電源と足と腕の電源を同じにした。
(基盤の上のフォトカプラが白くむなしく光っている)
「ひひひ」と笑いながらM3で穴空け。(壊れかけ)

結果、計量の係りの人がびっくりするぐらい早く2キロ削減。
「なにをしたんだ?」←それは言えない。(もう復元できない)

やっとの事でテストラン!!
今まで他の大学は何回テストランをしていたのだろう。
手動マシン→電池切れで吸い込めない→電池交換
自動マシン(五重塔)→センサチェックで終わる
自動マシン(中央スポット)→電池がへたる?

で、まともに動いた(?)のは手動マシン。

で撤収。
案の定、夕飯は予定通りには行かなかった。
***********3月3日(日)***********
大会本番当日
開場直後に会場に入りたかったので一足先に入り口の前に到着。
少し待ってピットに入る。

今日は本番ということもあってみんな緊張している。
今日はテストランが出来ないので来る時を待つといった感じでしかなかった。
昨日出来ていなかった部分の最終チェックをする。
ねじ止めやなんかをチェックする。

写真を撮れば良かったのだろうが、そんな悠長な事をしている暇はない。
手動マシン、昨日先生にご指摘を受けたところを修正して動かす。
すると、確実に動くようになった。
今まで気付かなかった事に少し悔しさを感じた。

本番。
手動マシンを操縦するとしても、自動マシンをリトライ宣言するとしても
3分間です。
開始!!

開始直後、手動マシンで裾野スポットを取りに行く。
一つ取ったところで自動マシンの状態を確認した。
トップスポットのマシンはスポットにぶつかり、ボールを落下させていた
だからリトライを断念した。
五重塔は一台くるくるとまわっているのは確認できたが
もう一台はどこに行ったのか分からなかった。
くるくると回っている方はリトライしても変わらないとマシン担当者に
言われていたものだったのでリトライをしなかった。

もう一つ手動マシンで裾野スポットを獲得
この時点で4−2で負けている事を確認。
相手チームの得点が裾野スポットでの得点ではない事が見て分かったので
一発逆転というわけには行かない。
後は地道に裾野スポットで得点を稼がなくてはならない

しかしそれにはマシンの速度からして時間が足らなかった。
もう後一つというところでタイムアップ

結果4−2のまま敗退。

残念だけどこれがすべてです。

負けてロボットがピットに戻ってくるとみんなで他大学のロボットを見学。
一通り見てから分解開始!!

ここでいう分解はアルミ材、モーター、電機部品という具合にまで分解です。
学校では保管するスペースがないもので。
そこでI君が「ねじ」の新しいネーミングを発案!!

その名は「ピクミン」
一同同感。
♪でーもー私たーち愛してくれとは言わーないよー♪

でも手動マシンだけは新歓用に主要な部分を残しました。
春には変なマシンが動いていることでしょう。

でも時計台前が使えないのはかなりの痛手だ。

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