Making Circuits †

回路の作り方，手順．

準備 †

• 基板の切断

  パーツを載せた後に切断するのは困難．カッターナイフで切断したいところに溝をつけ，万力等ではさんで折る．切断面はヤスリをかけること．飛散する粉末はあまり健康には良くないかも…．

• 穴あけ

  ヒートシンクの固定穴等も忘れずに．ガラス基板程度なら，ドリルの刃を手で回しても開けることは可能．

作成手順 †

• ICソケット，コネクタの位置決め．対角線のピンのみハンダ付けするなどして仮止めする．

  パーツ配置の基準

  • 大電流を流すパーツの近くにアナログ回路などセンシティブな回路がない．
  • デジタル回路とアナログ回路の電源ラインとグランドラインの共有する長さが短い．
  • 全体の信号の流れが分かりやすい．
  • 後で修正がしやすい．
  • ジャンパーによる配線量が少ない．
  • 美しい．

• 電源ライン，グランドラインをすずめっき線で配線する．すずめっき線は両端を引っ張ることでまっすぐにできる．

  できる限り太い線を使う．φ0.8mmは加工性がいいが，意外と抵抗は大きいかも．

• 他のパーツの配置

  パーツ配置の順番

  • 背の低いものから．手が入らないスペースにパーツをつけるのは面倒．
  • 電源やグランドをすずめっき線で延長して使う必要があるパーツ．
  • パワー系のジャンパーはこの段階で配線しても問題なし．できる限り信号のジャンパー線の配線の邪魔にならないように．ノイズを考慮し通す場所にも気をつけること．

• ジャンパーによる配線

  配線順

  • ウレタン線の配線は最後のほうが安全かも？

注意事項 †

• 両面基板で裏表ともに線が通るところはドリルでザグり，ショートしないようにする．

写真付き †

写真がうまく取れなかったので，1枚目の写真が反対側のモジュールのものだったり…．
電源の配線の前にLEDをつける必要があったり，あまりいい例では無いですがとりあえずアップロードしておきます．(Fukuma)

1. 部品の配置の決定

   部品を配置してみて，位置を決める．

   
2. 基板の加工

   必要な基板サイズに切り，必要ならばドリル加工をする．

   
3. ICソケット等の配置

   ICソケット等を仮止めする

   
   
   この回路では，電源がLEDの真下を通るので，先にLEDを配線した．
4. 電源の配線

   スズメッキ線を加工して，配線する．

   
   
5. 信号線の配線(ジャンパー以外)

   ジャンパーを用いない信号線の配線を行なう．
   この回路では，ジャンパー線を使わない配線はICソケットを固定したときに行なったので，この過程はない．

6. 信号線の配線(ジャンパー以外)

   ジャンパーを用いた信号線の配線を行なう．