4代目機械研会長日記〜2002年11月〜


11月21日(木)〜11月24日(日)
京都大学11月祭(NF)

20日(水)

NFは前夜祭から始まる。

しかし、
前夜祭で盛り上がってる間に、
機械研の人々は、黙々と、教室に機材を運び込む。
(一部の人は、前夜祭に遊びに行っていたのだが・・・)

やっと搬入が終了。
しかし、これからが大変なのである。
毎年のように、機械研は作業が遅く、
まだ、展示するロボットが、まだ完成していない。
この段階で動くのは、知能ロボットコンテストに出場した「たまちゃん」と、
昨年の「玉転がしゲーム」を改良したものだけ、
ほかのロボットは、これから徹夜で完成させるのである。

さらに、夜中に、宣伝用の看板も設置。

みんな必死で作業作業でしが、
結局、完成したのは、「興梠、水谷」チームのランサーロボット1台だけでした。
そして、他は、ほとんど完成しないまま、初日に突入。

21日(木)

完成したものが少なく、すこし寂しい状態のまま、
開場の時間がやってきた。

まずはじめにやって来たのは、小さな子ども達でした。
徹夜で疲れているところに、元気のいい子ども達がたくさんで、とてもびっくり。
そして、興梠君が、子どもの相手が上手かったので、またびっくり。
子ども達の笑顔は、やっぱりいいもので、
疲れを忘れさせてくれた気がします。

しかし、その後はお客が少なく、教室は閑散としていた。
E号館の3階という極めて客足が遠のくような場所で、
また、平日であったためだろう。

接客をする人と、ロボットの続きを作る人に別れ、
営業中も、ロボットを作り続けた。
山口君の努力のおかげで、この日の内に、「たまたま」の改良が終わり、
また、「柏本、来嶋、田谷」チームのランサーのロボットも最終調整に入りました。

22日(金)

マスタースレーブの体験もできるようになり、
企画内容が充実してきた二日目。
やっぱり、お客は少なかった。

ロボット「冥土の土産」と、ランサー2台目の最終調整はつづく。

二日連続で、あまりにお客が少なかったので、
夜中に、こっそり、看板を増設。

23日(土)

昨日までが、まるで嘘のように大勢お客が来て、たいへん驚きました。
2回生の、山名君、小林君、赤羽君らが創っていた、
ロボット「冥土の土産」も完成し、大盛況でした。

お昼過ぎに、
「立命館大学ロボット技術研究会」の人たちがやってきました。
ロボットの専門的な話や、サークル運営など、
いろいろな話をすることができ、大変勉強になりました。
今後も、交流を続けていけたらいいなぁ。

夜になって、OBのR氏が来られました。
R氏は教室で、「大人の科学」の茶運び人形を作っておられました。
最近は、面白い製品が発売されるようになったものです。

24日(日)

NF最終日。
昨日にも増して、お客が大勢来た。
あまりに多かったので、応対するのに四苦八苦しました。

お昼過ぎ、
20日から創り続けていた、謎の光線銃が、やっと完成。
しかし、あまりに危険だったので、
レーザーポインタの持ち主であるS氏が、中止を決定。
そのまま、お蔵入りに・・・

夕方、機械研のNFは、大盛況の内に終了しました。
今年のNFは、みんなで頑張ったおかげか、
去年より、一段とすばらしいものになったように感じました。

大急ぎで、ロボットなどを教室から撤収。
人手が多かったので、すぐ終わり、
その後は、打ち上げで、おおいに盛り上がり、
みんなの、普段は見られない一面を見ることができました。

25日(月)

NFで、不規則な生活をして、疲れている上に、
打ち上げで飲み明かし、衰弱した状態で、
NF後の大掃除をした。

ホントに、つかれました。


11月16日(土)11月17日(日)
こうちエコパワーレース見学

16日(四国旅行)

早朝、京都駅から電車で四国へ出発、お昼少し前には、四国に到着した。

まずは、香川県にうどんを食べに行った。
非常に旨い!そして安い。
しっかりと、だしの効いたつゆに、こしのある麺。
いつも食べてるうどんとは、比べ物にならないぐらいに旨い。
しかも、たいてい名物とは高いものだが、香川のうどんはとても安かった。

うどんを食べた後、一路、高知へと向かった。
電車の中でうとうとしていると、突然、車内放送が耳に入った。
「今から、皆様に、おおぼけこぼけのご案内をします。」
思わず漫才のボケを、期待してしまいましたが、違いました。
漢字で書くと、「大歩危」「小歩危」、渓谷の名前でした。
透き通った水と、白い岩肌の渓谷、
そして紅葉で赤や黄に染まった木々、
それはまさに絶景と呼ぶにふさわしい景観でした。

大歩危・小歩危を抜けた後、しばらくすると、
大変面白い駅に着きました。その駅の名前は、
「ごめん」
さっそくごめん駅に降りて、記念撮影までしてしまいました。
四国には、面白い地名が多いようです。

そして、高知駅に到着
高知駅から、こんどはレンタカーで、桂浜に行きました。
先輩の運転で、ちょっと不安だったけど、無事に着きました。
切り立った岸壁と美しい砂浜でした。

泊まったホテルは、
ベットの大きさがまちまちな、ちょっと変わったホテルでした。

17日(エコパワーレース見学)

朝早くから、歩いて会場へと向かった。
会場にはすでに、出場する車両が勢ぞろいしていて、
フレームが木で作られた芸術品とも言えるマシンや、
アルミフレームむき出しの機械らしいマシン、
そして、完全に車両をカウルで覆った近未来的な雰囲気のマシンなど、
様々なマシンが並んでいた。

さっそく、出場チームの方から、いろいろな話を聞きかせていただき、
また、マシンの細部まで写真を取らせてもらった。

予備知識がほとんど無く、
エコランの車がどのような物か、まったく解っていないまま、
エコランの見学に来たのだが、
話を聞き、実際にマシンを見せてもらっている内に、
次第にエコランがどのようなものかが解ってきた。

エコランの基本は極限まで無駄を省き、シンプルなマシンを作ることだ、
と自分なりに解釈しました。
これまで、なんだか複雑そうだと思っていたが、案外造れそうな気がしてきた。
ただし、お金がかかるのは避けられないようだ。


11月12日(火)

お昼過ぎに倉庫に行ってみると、
倉庫の前で、丸田君がNHK試作機の実験をしていた。

しかし、その性能はいまいちだった。

そこで、プラ板とガムテープを使って改造。
すると、すこし改善した様子。
さらにガムテープを貼ると、もう少し良くなった。
もう一枚貼ると、またちょっと改善。

この結果より、新しい理論が導き出された。

「機体の完成度は、それについているガムテープの総量に比例する」
GTの法則 by丸田君

しかし、もう一枚ガムテープを貼り付けると、
機体の性能は格段に落ちていた。
新理論、はやくも敗れる。

やはり、ガムテープでは仮止めにしかならないようだ。
しかし、改良の方向性が正しいことが判ったので、まあ良しとしよう。


11月11日(月)

今朝は早朝から、眠い目をこすりつつ、
NFの景品を買いに、大阪の松屋町まで。

目指すは去年大人気だった、とある景品。
けれども、どこを探しても売っていない。

仕方なく、いろんな店をまわって、
いろんな商品の中から、面白そうなものを買い集めた。

なにかと時間がかかって、もうお昼前。
三限の授業に出るために、
大急ぎで電車に飛び乗り、一路京都へ。

・ ・ ・

なかなか着かない。
途中の駅の停車時間が、いやに長く感じられる。
気持ちはあせっても、電車が速くなるわけでもなく、
時間は、
じわりじわりと過ぎてゆく。

やっと大学にたどり着いたが、時すでに遅く、
三限には、まに合いませんでした。


11月10日(日)

お昼過ぎから、NFなどについての会議だったのだが、
予想以上に参加者が少ない!
あまりに少ないので、倉庫で作業しながら話をすることになった。
そして、ランサーチームがそろわないので、ランサーの反省会は延期に。

会議では、ロボットの改良点や、PRについて話し合った。
NHKの試作を作ることと、NFの準備とが重なっていて、
スケジュールが大変厳しいことが判明し、
いよいよ切羽詰ってきた。

はたして、
満足のいくNF企画と、
NHKロボコンの応募書類が出来るのだろうか?

まぁ、がんばっていきましょう。


11月8日(金)

今日は、ロボットランサーの打ち上げでした。
場所は、北白川のマダン。
ランサーチームから、いろいろと話を聞きけて良かったです。
ちょっとスパゲティーを注文しすぎて、大変でしたが・・・

二次会のカラオケも、大いに盛り上がりました。


11月6日(水)

NHKから、大学ロボコンの質問に対する回答のFAXが来た!

しかし、

しか〜し、

FAX用紙が尽きてしまったので、
途中までしか受け取ることができませんでした。
失敗失敗。


11月5日(火)

例会で、ランサーチームから、ロボットランサーの話を聞きました。
結果は、
両チームとも予選を通過し、
決勝戦では、二十?位と、十五位でした。
初出場にしては、まあ良い成績だったと言えるでしょう。
ランサーチーム、お疲れ様でした。

次は、11月祭とNHKロボコン、がんばっていきましょう!
という訳で、今日もNHKロボコンの試作を作りました。
一緒に作業をしたのは、山口君、小林君、山田君。
詳しいことはここでは書きませんが、作るうちに、いろいろな問題点と可能性が見えてきました。
明日から、また改良を重ねる予定です。


11月4日(月)

今日は、一日中、NHKロボコン用ロボットの試作を作った。
倉庫は、昨今の補修のおかげかいつもより暖かく、
製作もはかどった。


11月3日(日)

お昼過ぎに、倉庫に行ってみると、
尾曽越君が来ていて、NHKロボコン用のロボットの試作を作っていた。
いろいろと工夫を凝らして作っているようで、
なかなか良いものが出来そうな気配がしています。

しばらくすると、丸田君もやってきた。
丸田君は、OPアンプの実験をするための電源装置を作り始めた。
電源装置を自作するなんて、とても1回生とは思えないです。

それにしても、隙間風が寒い。
とりあえず、倉庫の南側の壁の上の部分に、板を付けることにした。

板を直線に切る作業は簡単に済んだが、
曲線に切るのが難しい。
板が長くて動かしにくいので、糸のこ盤の方持って動かして、何とか切断した。
だいぶ隙間風が減ったようだ。


11月1日(金)

今日は、昨日のテストランが遅くまであったので、
昼休みの例会を寝過ごしてしまった。

夕方、ランサーチームが出発するので、
その見送りに行った。

ランサーチームは、
ロボットや修理道具などを段ボール箱に詰め終わると、
徹夜の疲れはあるものの、
意気揚々と出発していった。

これまでの努力が最大限に発揮されることを祈ろう。


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この日記は、京大機械研2002年度会長の足立が作成しました。